ブランディングと日本企業

ブランディングという言葉は古くから使われていたわけではありません。
物・人・企業といろいろな対象物の価値を顧客に認知してもらうことがその目的です。
ここでは企業のブランディングについて述べます。
企業のブランディングはその顧客に対し、企業のことをよく知ってもらうこと、さらには良いイメージを持ってもらうこと、時には企業が顧客に持ってもらいたいイメージに誘導することがその目的で、最終的には企業の売上げがアップすることが狙いです。
私は日本企業でブランディングの特に上手な会社が「資生堂」と「サントリー」だと思います。
例えば、大学生の就職希望ランキングでこの2社は必ず上位に顔を出します。
特に製造業に限定すればこの両者はここ数年常にトップ5にいるのではないでしょうか。
これ一つみてもこの両者がいかに顧客に良いイメージをもたれているかがわかります。
そしてこの両者の共通点は昔から宣伝部門が有名で、優秀な人材を輩出している点です。
両者のテレビコマーシャルのレベルの高さはつとに有名です。
それではまず「資生堂」から。
資生堂は化粧品メーカーですから特にブランドイメージが重要です。
そしてこの会社は起業以来そのことを意識し続けている会社と言えるでしょう。
先ほどのテレビCMの話に戻すと、資生堂のCMの質の高さは群を抜いている印象があります。
見るのが楽しみな数少ないCMです。
例えば3-4年前から販売しているシャンプー TUBAKI の一連のCMはいまだに記憶に残っています。
資生堂はロゴや化粧品を入れるボトル・パッケージのデザインにも特に気を使っています。
資生堂のロゴマークとアルファベットのロゴの洗練された美しさは日本企業の中でも秀逸です。
このように資生堂は質の高い宣伝によってブランド価値を高めている会社の典型と言えます。
つぎは「サントリー」です。
こちらもテレビCMがユニークなことで有名です。
宣伝部には開高 健や山口 瞳などの優秀な人材が在籍したことでも知られます。
サントリーは資生堂とは違い、扱う商品がアルコール飲料・清涼飲料・食品などですから、高級で洗練された企業イメージを求めているわけではありません。
最近のCMはむしろ笑いをさそう庶民的なCMが多いように感じます。
一方で高級ウイスキー山崎の新聞広告には格調の高さを感じます。
またサントリーホールやサントリー美術館のように文化に対しての支援もきちんとしている企業であることのアピールも上手です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>